中華料理の乾式加熱

中華料理の乾式加熱

前回の豆知識では料理の基本、湿式加熱と乾式加熱についてご紹介しました。

料理に火を通す方法は大雑把に2つに分けることができるわけですが、ではもっと細分化するとどうなるのでしょうか?

お隣の国、中国にはとんでもない数の火工(加熱方法)があるのをご存知ですか?
中には「そこ、区別しちゃうの?」と思うものも。

今回は中華料理の乾式加熱の調理法についてご紹介します!

炒(チャオ:chǎo)

少量の油で炒める

中華料理の中でも代表的な調理方法で、時間をかけずに手早く炒めること。
塩炒めは清炒と呼ばれます。
料理例:蛋炒饭(たまごチャーハン)、青椒牛肉絲など

爆(バオ: bào)

瞬時に強く火を通す

炒よりさらに高温で、油を多め使って炒めること。
区別する場合、油炒めは油爆、熱湯にくぐらせると水爆、熱々のスープにくぐらせると湯爆と呼ばれます。
料理例:油爆蝦(川エビの強火炒め)、葱爆羊肉(ネギと羊肉炒め)

炸(ヂャオ:zhá)

大量の油で揚げること

揚げ方に様々な名前があり、素揚げは清炸、小麦粉をまぶして揚げると干炸、パン粉を付けると面炸、下味に香りをつけると香炸と呼ばれます。
料理例:炸鸡(鶏のからあげ)、炸虾(エビフライ)など

煎(ジエン:jiān)

少量の油で焼き目をつける

中華鍋やフライパンなどで両面を焼く焼き方。片面を焼く場合は鍋貼と呼ばれる。
料理例:生煎包(焼き小籠包)、煎饼(中国式クレープ)

烤(カオ:kǎo)

直火であぶって焼く

油を使わず、直火や窯の熱気で調理すること。
料理例:北京烤鴨(北京ダック)、烤鶏肉串(焼き鳥)


火の通し方一つでも漢字一字で表せたり、
下処理の仕方が少し違うだけでも別の文字を当てたりと、食へのこだわりが垣間見えます。

広大な中国、食材も食べ方も様々なようです。

中華料理を食べに行った際は、ぜひ料理名にも注目してみてくださいね!


料理名に調理方法が隠れてる

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