皆さんは普段どんな料理を作りますか?
とりあえず適当な大きさにお肉と野菜を切って……
煮込んでカレーにするか、炒めて野菜炒めにするか、タッパーに入れてレンジでチン♪
これだけできれば自炊の腕前はそこそこGOOD♪ですが、毎日の食事のレパートリーをもう少し増やしたい!と悩んでい人も多いハズ。
そんなときは料理の基本、特に『加熱』についておさらいしてみましょう!
コンロや炭火など、通常の火を使った料理には、「湿式加熱」「乾式加熱」という大きく2つの加熱方法があるって知ってました?
加熱のポイントを理解して、どんどん使ってみましょう!
湿式加熱(しっしきかねつ)
水や水蒸気によって食材に熱を伝える調理方法で、湿熱調理法(しつねつちょうりほう)とも言います。
「茹でる」「煮る」「炊く」「蒸す」などがあります。
鍋の中に水分が十分にある場合は基本的に加熱温度は100℃までしか上がらないため、失敗しにくい調理方法です。圧力鍋を使用する場合は120℃ほどまで上がります。
茹でる
調理例:ゆで卵、パスタ、ゆで鶏、豚しゃぶ
沸騰したお湯の中に食材を入れて加熱する調理法です。
食材を加熱して柔らかくするため、下ごしらえとしてよく使う調理法です。
茹でる時点では食材に味はほとんどつけず、後で別の調味料を使って味付けすることが一般的です。
煮る
調理例:カレー、肉じゃが、豚の角煮、煮魚
水やだし汁、調味料と一緒に食材を弱火~中火でじっくり加熱する調理法です。
水分と一緒に調味料も加え、食材に味を染み込ませるのが特徴です。温度は沸騰させた後にやや低めに保ちながら、食材を柔らかくしたり、味を馴染ませます。
炊く
調理例:ごはんを炊く、豆を炊く
米や豆などを水と一緒に加熱し、水分を吸わせながら調理する方法です。
炊飯器や鍋を使って、主に米を炊く場合に使われます。
水が沸騰し、吸収される過程で食材がふっくらと仕上がります。
事前に食材を水につけておく場合もあります。
お米の場合は、適量の水・火力・時間で炊き上げる必要があります。
蒸す
調理例:茶碗蒸し、しゅうまい、まんじゅう
食材に直接水を触れさせずに、熱い蒸気で加熱する調理法です。
鍋の中に水を入れ、その上に食材を置き、蒸気で食材を加熱するため、
食材のうまみや栄養を逃さず、ふっくらとした仕上がりになります。
専用の調理器具が必要です。
乾式加熱(かんしきかねつ)
水分を奪いながら食材に熱を加える調理方法で、乾熱調理法(かんねつちょうりほう)とも言います。
「焼く」「炒める」「揚げる」などがあります。
食材の表面を160~180度でほどで加熱すると、こんがりと香ばしく仕上がります。
加熱温度が100℃を超えるため、表面を焦がしてしまったり、中身が生焼けになってしまうなど失敗することもあります。
火力の知識と練習が必要な調理方法です。
焼く
調理例:バーベキュー、ステーキ、ローストチキン、魚のムニエル
直接火や熱を加えて、食材の表面を加熱しながら全体を火通しする方法です。
直火やオーブン、グリル、フライパンなどを使って、食材の外側をこんがりと焼き上げることで、香ばしさとともに内部をじっくり火を通します。
炒める
調理例:肉野菜炒め、チャーハン
少量の油を使い、高温で食材を短時間で素早く加熱する方法です。
フライパンや中華鍋を使って、食材をかき混ぜながら調理することで、均一に火が通り、食材の歯ごたえや風味を保ちます。短時間の加熱なので、野菜などはシャキシャキとした食感が残ることが多いです。
一番カンタンな方法に思えますが、高温調理のため実は意外と難しい調理方法です。
揚げる
調理例:唐揚げ、エビフライ、天ぷら
大量の油を使って、食材を油で完全に包み込んで高温で加熱する調理法です。
油の中で食材を加熱することで、外側がカリッと仕上がり、内部はジューシーに火が通ります。油の温度や揚げ時間を調整することで、食感や風味を変えられます。
これらを基本をマスターすると、「蒸し焼き」「揚げ焼き」などの応用も出来るようになります。
「自分は今どんな調理方法を使っているのか?」と意識しながら料理すると、自炊の腕もグンと上がりますよ♪
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
スキルを上げよう!