今回は羊肉の豆知識のご紹介です。
突然ですが、クイズです!
世界で一番食べられている肉は何でしょうか?
ドルルルルルジャーーーーン!!/.☆゚
そう!答えは羊肉……と言いたいところですが、鶏肉です。
鶏肉は世界で毎年1億トン近くが消費されているのに対し、羊肉は1,700万トン程ですので、鶏肉の6分の1ほどの消費量となります。
羊肉と鶏肉の共通点は、宗教的禁忌が少ないこと。
世界中の食卓にのぼる食材です。
羊肉がよく食べられる国
豚が禁止されているイスラム教徒や、牛が禁止されているヒンズー教徒の人口が多い地域でよく食べられています。
一番多く消費されているのは中東のカザフスタンで、一人あたり年間8~9kg程度消費されているそうです。
日本では一人あたり年間200gほどですので、年に1~2回食べるか食べないかぐらいの量でしょうか。
鶏肉の17.8kgに比べるとかなり少ない消費量です。
羊肉はごちそう
宗教的に禁止されてないにも関わらず、比較的消費量が少ないのはなぜでしょうか?
それは羊肉が「ごちそう肉」の立ち位置にあるからです。
鶏のムネ肉は毎日食べたとしても、同じ量の牛ステーキはたまにしか食べませんよね?
特にラム肉は各国でのおもてなし料理に使われています。世界中で愛される「高級で美味しいお肉」、それが羊肉です。
羊肉の種類は?
日本では、羊肉は大きく2種類に分けられます。
ラム
- ▪ 生後1年未満の羊
- ▪ 永久歯がまだ生えていない羊
独特のにおいやクセが少なく、肉質もやわらか。
ラムの中でも生後2~3ヵ月以内のものは「ミルクラム」と呼ばれ、ほんのりと甘い香りがあってミルキーな味わいです。
マトン
- ▪ 生後1年以上の羊
- ▪ 永久歯が2本以上生えているメス・去勢されたオスの羊
独特のにおいとクセがあり肉質も固めですが、一方でコクと旨味、味わいも増すので、これこそが羊肉の醍醐味だとする人も。
一般的には生まれた月齢でラム/マトンを区別しますが、月齢がはっきりわからない場合は歯の数で区別する場合もあるとのこと。
外国ではさらに細かく分類しているところもあり、国や人によって分け方や呼び名もさまざまです。
羊肉に対する愛情とこだわりが感じられますね
ダイエットや筋トレにピッタリ!
日本ではなかなか馴染みの少ない羊肉ですが、実は良質なたんぱく質がたっぷりと含まれた、ダイエットや筋トレ向きの食材です。
低カロリーで脂肪燃焼効果が高く、鉄や亜鉛の含有量が高いのが特徴。
脂質の代謝を助けるL-カルニチンやビタミンB群が多く含まれているため、健康的な体作りにピッタリのお肉です。
ナカガワフーズでの取り扱いは?
以前はラムチョップを取り扱っていました。
子羊のあばら部分のお肉で、牛肉ではロースに当たります。
バーベキューでまるごと焼いたり、ソースに漬け込んでオーブンで柔らかく焼き上げたりとまさに”ごちそう”にふさわしい部位です♪
気候も良くなってきて、食欲の秋の到来です。
羊肉にチャレンジしてみてはいかがですか?
ラムカレーからやってみよう!