いよいよ明日はクリスマスイブ!
美味しい食事が楽しみですよね♪
クリスマスの美味しいものといえば……
ケーキ、シャンパン、そして忘れちゃいけないのが【チキン】!
でも、なんで【チキン】を食べるんでしょう?
今回は知っているようで知らない「クリスマスにはチキン」の歴史をご紹介!
ときはアメリカ開拓時代
時代はヨーロッパ人たちがアメリカに移り住んだころ、
アメリカの開拓時代に遡ります。
クリスマスはイエス・キリストの誕生をお祝いする日で、
特別なごちそうを用意して親しい人と過ごしたり、祈りを捧げたりする風習があります。
もともとヨーロッパの人たちはお祝いのときに豚や羊のローストを食べていました。
しかし開拓時代の厳しい環境の中ではヨーロッパ本土にいたときのように家畜が自由に飼えません。
ごちそうを用意したくてもできない…
困っていたところ、先住民であるネイティブ・アメリカンが野生の七面鳥について教えてくれたそうです。
当時のアメリカには野生の七面鳥がたくさんいたといわれ、
サイズも大きく多くの人のお腹を満たすことができました。
それ以降ローストした七面鳥がクリスマスのごちそうの主流になったといいます。
ちなみに七面鳥の写真はこちら
大きいものは全長120cm、体重9kgにもなるそうです
明治日本にクリスマス文化が伝来
明治以降イギリスやアメリカの影響で日本にもクリスマスの文化がやってきました。
「クリスマスには七面鳥」という知識も一緒に入ってきたのですが、
七面鳥は非常に高価なうえ、日本の家庭には丸ごと焼けるような大きなオーブンが無く、
なかなか普及しませんでした。
そこで、七面鳥の代わりに手に入れやすいニワトリを食べるようになりましたが、
実は戦前までは鶏肉は牛肉よりも高級品だったのです。
高度経済成長期
1960年代になると、アメリカから新品種「ブロイラー」がやってきました。
ブロイラーは飼料効率にも優れた成長が速い品種で、鶏肉の価格破壊がおきます。
このころから日本にもホームクリスマスの習慣が始まります。
そして1970年代になると、あの企業が日本に初出店します
メガネに白いひげがチャームポイントのおじさまの、あのチキンのお店です。
当時の営業担当が「クリスマスにはフライドチキン!」と広くアピールしたことにより世間一般に浸透したとのこと。
冒頭の「クリスマスにはチキン」でも、ローストチキンよりフライドチキンの思い出の方が多いのでは?
そんなこんなで現代の日本には「クリスマスにはチキン」を食べるという習慣が根付きました。
あたりまえに思ってる食文化にもしっかり歴史が隠れてるんですね♪
それでは皆さま、豆知識を携えてよいクリスマスを!
ハッピークリスマス!